お口の臭いはとても気になるものですね。他人の口臭で不快な思いをした、または自分の口臭が人に不愉快な思いをさせていないかと心配になったりしたことはないでしょうか。約4割の人が口に関することで最も気になることとして、「口臭」をあげていています。

10人に4人なので、職場を想像してみたら、他人の口臭が気になったことが、一度や二度はあるのではないでしょうか。歯列やホワイトニングなど、お口に関する意識が徐々に高まって来ているとは言え、お口の中の気になることでダントツの1位が「口臭」です。

ここでは、口臭の種類と原因、そして対策についての概略について解説します。

 

口臭対策口臭の原因

口臭は2種類に分けられる

ウィキペディアによると、「口臭(こうしゅう)とは、口腔および呼気の嫌な臭いのこと」となっています。嫌な臭いの元となっているのは、硫化水素、メチルカプタン、ジメチルサルファイドなどの揮発性の化学物質です。人によって感じる臭いの程度は違うので、本人が気にするほどでもないものから、常に強く臭う人もいます。

自分で自分の口臭がすると言う強迫観念のような自臭症の人もいたりしますが、口臭の元となる原因は意外と知られていません。

口臭は大きく分けて2つあり、生理的口臭病的口臭です。

生理的口臭

口臭は強く感じるときとそうでないときがあります。誰にも自然な口の臭いがあり、これを生理的口臭と言います。

 

口臭の種類生理的口臭寝起きの口臭
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1.起床時の口臭

唾液には抗菌作用があるので、普段は口臭が抑えられていますが、寝ているときや空腹時には唾液の分泌量が減って、抗菌作用が弱まるために細菌が繁殖してしまいます。起床時に口臭が強まるのは、そのためです。

2.空腹時の口臭

空腹時に口臭が強まるのは、体の脂肪やタンパク質を分解してエネルギーに変換するときに、ケトン体が発生するからです。ケトン体は、柿の熟したような臭いがします。

3.緊張による口臭

人は緊張すると、交感神経が優位になるために唾液の分泌量が減ります。人前でしゃべるときには、緊張で口が乾燥してしまいますが、これは唾液が減少している証拠です。

4.口呼吸の疾患による口臭

口を開けていると、口の中が乾燥して、唾液の免疫力や自浄作用が低くなり、口臭がきつくなることがあります。

5.食べ物による口臭

臭いの強い、ニンニクなどの食べ物やタバコ、お酒の飲み過ぎによる口臭です。

6.女性ホルモンによる口臭

月経時や妊娠中、更年期のホルモンバランスの変化による口臭です。

病的口臭

病的口臭と言っても様々な口臭があります。

 

口臭対策口臭の種類歯周病
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1.歯周病による口臭

食べカスや血液などの口の中のタンパク質を分解してできる口臭で、卵の腐ったような臭いがします。病的口臭の8割を占めます。

2.舌苔による口臭

口の中のタンパク質の貯蔵庫になってしまう、舌苔(ぜったい)から発生する口臭です。

3.呼吸器系の口臭

副鼻腔炎、喉頭炎、上気道中咽頭がんなどで、全体の1割程度を占めます。

4.全身疾患による口臭

肝硬変、肝臓がん、腎不全などは、アンモニア臭、糖尿病は酸っぱい口臭、トリメチルアミン尿症は魚の腐ったような臭いがします。

口臭が起こる4つの原因

 

口臭の原因は、

・生理的な原因

・食べ物

・口の中のトラブル

・口の中以外の病気

の4つです。さらに、これらの4つの原因は下記のように細かく分けられます。

生理的な原因

 

口臭対策口臭の種類緊張
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・寝起き、空腹・・・朝起きたときに口の中がネバネバして気持ち悪いことがありますが、これは睡眠中に唾液の量が減るからです。そのために細菌が繁殖して口臭が起きやすくなります。

・緊張、ストレス・・・人は緊張したりストレスを感じると口の中が乾きやすくなります。口が乾くと細菌が繁殖するので、口臭が発生しやすくなります。

・女性ホルモン・・・女性が初潮を迎えるときや、妊娠、閉経のときにホルモンバランスが崩れて口臭が発生することがあります。更年期障害の一つとしてドライマウスがあり、閉経期に起こりますが、これも口臭の原因となります。

食べ物

 

口臭が発生する4つの原因と対策方法ニンニク玉ねぎネギ
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ニンニク、ネギ、ニラなどの臭いの強いものを食べたあとに一時的に口臭が強くなります。お酒も翌日まで口臭が残ることがあります。また、食べカスが口の中に残っていると、カスが腐ったり、細菌が繁殖したりして口臭の原因になります。

口の中のトラブル

 

口臭の原因と対策口の中のトラブル
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口臭のほとんどは、実は口の中のトラブルが原因です。代表的なものは舌苔、そして歯周病です。

舌苔・・・舌の表面の白色、黄褐色、黒色の苔のようなものが舌苔です。舌苔が増えると口臭が強くなります。舌苔は、食べカスや血球、剥がれた上皮細胞からできています。

歯周病・・・歯茎が腫れて赤くなったり、ブヨブヨすると歯周ポケットが深くなり、細菌が入り込んで繁殖します。さらに進行すると出血や、膿(うみ)だ出たりして口臭の原因になります。

 

 口臭の原因の歯周病を予防することで多くの口臭が防げる理由とは?

 

歯垢、歯石・・・歯垢(しこう)は細菌のかたまりから出来ていて、プラークとも言います。歯磨きだけで歯垢を落とすことは難しいので、歯垢は歯石(しせき)となり歯磨きだけでは取れなくなります。

虫歯・・・虫歯がひどくなると、歯の中にも細菌が繁殖するので、歯根が化膿して口臭の原因になります。

入れ歯・・・入れ歯は入れ歯自体の汚れと、入れ歯を入れっぱなしにしておくために起こる2つの口臭の原因があります。

入れ歯を清潔にしておかないと、金具に細菌がつきやすく、吸水性のあるピンク色の台座の部分は臭いの成分が染み込んでしまいます。

口の中以外の病気

全身の病気・・・肝炎、ビタミン欠乏、糖尿病も口臭の原因になります。

消化器系の病気・・・胃潰瘍、胃下垂、逆流性食道炎、慢性胃炎などです。

呼吸器系の病気・・・鼻がつまっていると口呼吸になって口の中が乾燥して口臭が強くなります。蓄膿症、慢性鼻炎、喉の炎症なども口臭の原因になります。

自臭症・・・口臭がないのに、自分は口臭があると錯覚してしまう心理的な病気です。自臭症になると、他人が鼻を押さえたことが自分の口臭のせいだと思ったりしてしまいます。真面目で几帳面な人が陥りやすい症状です。

 

→ 口臭の原因は内臓の病気が元となる場合がある

口臭の対策方法

口臭の対策方法サプリメント
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では、口臭対策を口臭の原因に基づいて見てみましょう。

まず、口の中のトラブルについては、歯科医院でむし歯、歯周病などを治療します。

または内科などで口の中以外の病気の原因を治療します。これが最優先です

こうして口の中のトラブルと、口の中以外の病気の原因を取り除いた上で生理的口臭を減らす、もしくは同時進行させるようにしましょう。

病的口臭の原因が取り除けた、または最初から病的口臭の原因が思いあたらない場合は、生理的な原因と食べ物による口臭に対処します。

 

→ 口臭対策~日ごろのケアには口臭対策グッズを有効に使おう

生理的な口臭の対策方法

誰もが持っている生理的口臭、女性特有の生理的な口臭は、原因別に対処するようにしましょう。

寝起きの口臭の対策方法

睡眠中は唾液の分泌が減るので口の中が乾燥し、口の中に常にいる常在菌が爆発的に増えます。

寝起きの常在菌の数はと言うと、約1兆7,000億個とも推定されています。

汚い話ですが、これは糞便10gに匹敵する細菌の量と同じなので、いかに寝起きの口臭が臭いか想像できるかもしれません。

ですので、起きたときにすぐに唾液を捨ててうがいをし、その後に歯みがきをすることがとても大切です。

パートナーの寝起きの口臭に幻滅したと言う結果が3割だったアンケート結果もあるので、くれぐれも寝起きの口臭には気をつけないといけないですね。

空腹による口臭の対策方法

空腹のときの口臭の原因は、肝臓から放出されるケトン体と呼ばれる物質が原因です。

空腹になると肝臓に蓄えられた糖質(グリコーゲン)を分解したり、脂肪や筋肉のタンパク質を分解してエネルギー源とするようになります。

しかし、脳はブドウ糖だけをエネルギーとするので、脂肪とタンパク質はエネルギーにできません。

そのため、肝臓でケトン体を作り出してエネルギーとするのですが、血液中にケトン体が放出された結果、口臭がするようになります。

また、空腹だと唾液の分泌量も減って、消化酵素を含んだネバネバした唾液が分泌されるので、口の中が乾燥してしまいます。

口の中が乾燥すると、細菌の量が増えて口臭が発生する仕組みになっていると言うわけです。

同じ理由で、無理なダイエットを続けたり、炭水化物を抜いたりしていると口臭がきつくなるので、無理な食事制限はやめるべきです。

朝食を取ることはもちろん、空腹になりやすい午後3時ごろに間食を食べたり、飲み物を飲んだりすることは有効です。

空腹のときは、エネルギーとなるブドウ糖を摂取したり、それが出来ないときは口の中の乾燥を抑えるためにうがいをしたり、水分を摂取するように努めます。

営業や接客業の場合は、スプレータイプのサプリメントで応急的に対応することも有効です。

緊張、ストレスによる口臭の対策方法

緊張やストレスのない口の中の状態は、サラサラとした唾液が流れることによって、口の中の細菌の発生を抑制しています。

これは、自立神経によって無意識にコントロールされているのですが、緊張やストレスによって、交感神経が優位になると、唾液の流れが滞って口の中がネバネバします。

ちょうど、サラサラの血液が血管を通って全身を巡るように、口の中もサラサラの唾液が口の中をベストな状態に保ってくれています。

唾液の分泌がストレスによって抑制されると、善玉菌が消費されて、代わりに悪玉菌の活動が活発になって、口臭が発生するのです。

プレゼンや面接など、主に仕事で緊張やストレスを抱えることが多いのでうがいをし、飲めるときを見計らって緑茶を飲むようにすると良いでしょう。

外回りで外食するときも歯みがきを忘れないようにします。商談などで口臭が気になる場合は、サプリメントを有効に使いましょう

女性ホルモンによる口臭の対策方法

女性のホルモンバランスの変化による口臭の発生は、全身の機能の不調にもつながるので、単に口の中の状態を改善するだけでは口臭対策にはなりません。

妊娠時、更年期、月経時には唾液の分泌が抑えられるので、むし歯や歯周病を起こしやすくなります。そのため、普通以上に口の中を清潔に保った上でうがいをし、人と至近距離で話す場合は、キシリトール入りのガムやタブレットなどのサプリメントで対処療法していくようにします。

 

→ 口臭の女性特有の原因はホルモンが影響している

食べ物による口臭の対策

アルコールが体内で分解されると、アセトアルデヒドと混在して口臭の原因となります。

ネギ、ニラ、ニンニク類に含まれるアリインは、分解されてイオウ化合物となり、呼気が臭う元になります。

アルコールやニンニクは、食べ物の成分が体内で分解されることによって、血中で代謝物質の濃度が高くなり、代謝物質の中でも揮発性のあるものが、呼気に混ざって口臭となって出てくるのです。

それともう一つの食べ物による口臭の原因は、食べカスが口の中や舌に残ってしまうことです。

歯みがきしても取れないほど細かくなった食べカスが口の中に残ることによって酸が生まれ、ガスが発生して口臭の原因となります。

食べ物を食べれば臭いは発生するものなので、食後すぐに歯みがきをすることで、口臭対策をすることができます。

どうしても歯みがきが出来ない場合は、マウスウォッシュ液でうがいをしたり、ブレスケア用品を使うことで抑制することができます。

病的な原因によるものは、歯磨きやマウスウォッシュ液で口内を清潔にしたり、舌苔を除去したりする予防に力を入れると共に、一度、歯科医院へ行くことをオススメします。

口臭の原因と対策のまとめ

・口臭の種類

 生理的口臭・・・起床時、空腹時、緊張、口呼吸、食べ物、女性ホルモン

 病的口臭・・・歯周病、舌苔、呼吸器系、全身疾患

・口臭の原因

 生理的な原因・・・・寝起き、空腹、緊張、ストレス、女性ホルモン、

 食べ物・・・ニンニク、ネギ、ニラ

 口の中のトラブル・・・舌苔、歯周病、歯垢、歯石、虫歯、入れ歯

 口の中以外の病気・・・全身の病気、消化器系の病気、呼吸器系の病気、自臭症

・口臭の対策方法

口の中のトラブルは歯科医院へ、口の中以外の病気は病院を受診して解決する。

寝起き・・・うがい→歯みがき

 空腹・・・うがい、水分摂取、サプリメント

 緊張・ストレス・・・うがい、緑茶、歯みがき、サプリメント

女性ホルモン・・・うがい、歯みがき、サプリメント

 

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