口臭には、生理的口臭と病的口臭があります。

生理的口臭は、生きている限り多かれ少なかれ誰でも持っているもので、とくに治療する必要はありません。

生理的口臭を少なくする知識を身につけることによって対策は打てるので、それほど心配することはないです。

ですが、内臓などの病的な原因から口臭が発生する場合は医師の診察と、重症の場合は口臭以前に病気を治すことを優先するようにします。

糖尿病や腎不全、肝不全には独特の呼気の臭いがあります。

また、薬によっても口臭が発生することもあるので、医師に具体的な症状を説明することで対処が可能になります。

 

→ 口臭のチェック方法~自分で口臭がチェックできる10の方法

薬も口臭の原因になることがある

口臭対策内臓と薬
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口臭を起こすほとんどの原因は、歯周病やむし歯など、口の中の病気によるものですが、中には、内臓を含む全身的な病気が疑われる場合があります。

歯科医院で、耳鼻咽喉系の蓄膿症、気管支炎、内臓系の慢性胃炎、胃かいよう、胃下垂、糖尿病、尿毒症、悪性貧血などの有無を聞かれるのは、病的な原因があるかを確かめるためです。

病気の症状の一つとして口臭が出る場合もあるし、飲んでいる薬の影響で唾液が少なくなって口臭が強くなってしまうこともあります。

もし、薬を服用しているのであれば、一度医師に薬が口臭に関係があるのかを聞いてみることが必要です内臓疾患で口臭が疑われる場合は、早急に受診を

このような全身疾患による口臭は、歯科医だけでなく、ほかの科の医師に診てもらわないといけません。

まだ、受診していない場合は、早急に受診するようにしましょう。

大事なことは、診てもらう医師に口が乾く、口臭がするなどの具体的な症状を伝えることです。

そうすることで、医師も薬を変えるなどの対応ができるのです。

糖尿病による口臭とは?

 

口臭対策糖尿病による口臭
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病的口臭には、全身疾患、たとえば糖尿病の場合は、果物が腐ったようなアセトン臭と呼ばれる独特のニオイがあります。

アセトン臭は、悪臭とまでは行かないですが、尿や呼気が甘い臭いになります。

これは、根本的に原因を治すためには糖尿病の治療が必要です。

また、腎透析をしている場合も、特有の臭いがあります。

このように全身疾患から発生する口臭は、治療しないと口臭はなくなりません。

腎不全、肝不全でも口臭が発生する?

内臓に関する疾患で、肝不全は呼気中に揮発性イオウ化合物やトリメチルアミン、アンモニアが混ざります。

人工透析を必要とするような腎不全の患者の場合も、呼気にジメチルアミンやトリメチルアミンが増加して、口臭が強くなることが知られています。

これらの化学物質は、透析後に体外に排出されます。

抗生物質を投与したあとは、腸内細菌の活動を抑制したり、停止させることで化学物質の血中濃度が低下すると考えられています。

胃が悪いのは口臭とは直接関係がない

口臭対策原因胃が悪い
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内臓の中でも胃が悪いと口臭の原因になると言われることがありますが、胃の病気で悪臭が食道を通ってから出ることは、ゲップを除いてまずありません

食道は一方通行なので、ガスが逆流しない仕組みになっているからです。

胃などの消化器官がおかしくなると、口が乾燥して唾液の分泌が減り、唾液による口腔内の浄化リズムが崩れるので細菌が増えるのです。

つまり、胃と口臭の関係は、あくまでも口の中の環境悪化によって起こるので、胃とは直接関係がありません。

臭いの強いものを食べたあとに口臭が強くなるのは、口の中に食べカスが残っているからなので、歯みがきをして、まず口の中をきれいにすることです。

その上でサプリメントを摂取するなどの対策を取るようにすると、一層効果的です。

内臓の病気でも口臭の原因となる場合がある?のまとめ

以上のように、腎不全、肝不全、糖尿病のように内臓の疾患によって病的口臭が発生することが分かりました。

生理的口臭を取り除いてもなお、口臭が続くようであれば病的口臭の可能性があります。

疾病の自覚症状があり、なおかつ口臭が気になるようでしたら、医師の診断を仰いで口臭対策を考えてもらうようにしましょう。

重度の疾病のときは、口臭対策よりも病気を治すことを優先することです。

また、服用している薬があれば、口臭の影響の有無を医師に聞いてみると良いでしょう。

内臓に口臭の原因があると疑われる場合は、まず医師の診察を受けることが先決です。

 

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